マシントラブルや事故などで動かなくなった不動車バイクの上手な処分方法を紹介します。買取事例や業者選びのコツなども掲載しています。
不動車とはその名の通り、動かなくなったバイクのことです。不動バイクを売却する際、状態が悪すぎたり、適正な業者を選ばないと買取価格が付かないだけでなく、処分費用を負担する必要があります。
しかし、動かなくなってずっとそのままにしてあるバイクでも、車両の状態や業者によってはそれなりの値段で買い取ってくれる場合があるのです。
そこで、不動車買取に力を入れている業者が、実際に買い取ったデータを調べたので紹介します。不動車の処遇に困っている方は参考にしてみてください。
●車種:CBR400RR(88年式)
●車種:ゼファー750(90年式)
●車種:XJR400R(97年式)
●車種:FTR223
●車種:VWSCAW1130ハーレーVロッド/V-ROD(03年式)
●車種:スカイウェイブ250S
●車種:ZX-12R(00年式)
●車種:Z400FX-KZ400E-014(E2)
●車種:ドラッグスター400クラシック(Drag Star)4TR
●車種:ビラーゴ250(Virago)
少しでも損をしないための肝心な買取業者選び。バイクの買取をしている業者はたくさんあるので迷ってしまう方も多いと思います。
ひとつの目安としては、不動車の買取を積極的に行なっている業者に依頼することをおすすめします。
不動バイクのように本来の機能が失われている車両は、販売店よりも買取専門業者の方が買取に積極的な傾向にあると言えます。それはバイク自体の小売をメインとしている販売店より、パーツ取りでも利益をあげている買取専門業者の方が、不動バイクから見込める利益が多いからなのです。
損をしないバイク売却の秘訣は、自分のバイクを最も欲しがっている業者に買い取ってもらうこと。買取業者にとって利益が見込める車両であれば、その評価は査定額にも当然反映されます。
自分のバイクを少しでも高く評価してくれる業者を探すためにも、まずは複数の業者に査定を依頼するとよいでしょう。
査定前には車体のサビや汚れなど落として、なるべく綺麗な状態にしておくことも忘れずに。
何かしらの原因でバイクが不動状態になることは多々ございます。バイクが不動になる原因として特に挙げられるのがエンジンの不調です。
こちらではエンジンからくる不動状態の対処法に関してご紹介いたします。
エンジン内部で不完全燃焼が起きますと燃料の一部がバルブに吹き戻り、汚れとなってたまっていくことがあります。こういったエンジン内部の汚れが『ガソリンの着火とエンジンの回転』までの流れをスムーズに働かせなくなり、動作を不安定にする原因の一つです。
古いバイクの場合は錆や劣化したガソリンが原因となることもあります。ガソリンが古いものでなければ洗浄効果がある洗浄系のガソリン添加剤を加えるなどして、汚れが蔓延化しないようにしましょう。
キャブレターの目詰まりですが、空気の取り込み量が足りなかったり、目詰まりしていると不完全燃焼の原因となって起きます。
燃焼系の部品と近いことから汚れなどが付着しやすくお手入れが必要になる場合が多いです。
目詰まりは専用のクリーナーで落とす必要がありますが、洗浄スプレーなど市販で発売されているクリーニングキットを使用してお掃除ください。
スパークプラグに不調がある場合や汚れが付着している場合でも不安定になる原因となります。 吹いてとれる程度の汚れならば拭き取り、それでも問題が改善しない場合は交換した方が安全です。
長年使用したり、長い間使用していなかったバイクの場合はエンジン内部に傷やヒビが入っていたり、シールが不十分で正常に動作していなかったりなどの可能性があります。
錆や傷に関しては素人が手を出すと悪化させる恐れもありますので、素直に専門家の設備に任せて修理、交換するのをおすすめします。
エンジン内の汚れやキャブレターの目詰まり、シールの劣化などが不安定な動作につながりますので、自身による日常的なメンテナンスと、定期的に工場での診断などをしていただいたほうがよろしいと思います。
もちろん、注意していてもエンジンがかからなくなることはございますのでその際はお気軽に買取業者までお見積りのご依頼をなさってください。
例え長年動かしていないような不動バイクであっても、専門店でしたら売却をお手伝いしていくことができます。
すでに新車での販売がなく中古でしか手に入らないような旧車、中古市場で人気が高いモデルであれば、不動車であっても修理後に高値で取引される見込みがあることから、高額買取が期待できます。
また、海外で需要の高いバイクであれば、輸出用として別ルートで売りに出す可能性もあり、不動車でも高値で買い取ってもらえるかもしれません。
とはいえ、どのモデルが人気なのかは実際に相談してみないと分からないので、まずは複数の買取業車に見積もりを出してもらうことをおすすめします。
その際には、「どの車種のどの年式が人気なのか」だけでも事前にネットなどで調べておけば、業者との交渉もスムーズにいくかもしれません。
不動車として評価が下がるとしても、業車は買取後に各パーツをオークションに出すことも想定して見積もりを作成します。
そのため、個々のパーツに対して値段がつく可能性もあるため、傷の有無を事前に確認したり、高価なパーツがあれば査定の前に伝えたりするようにしましょう。
春〜秋のバイクシーズンに比べて、冬はバイクに乗る機会が減ってしまうという方も多いと思いますが、長期間エンジンをかけずに放置することでバッテリーがあがってしまい、セルで全くエンジンがかからなくなったというケースがよくあります。
バッテリー上がりは、特に多いといわれているバイクトラブルです。当然ながらバッテリー交換で動く可能性が高く、またジャンピングや押しがけでもエンジンがかかる場合があります。エンジンさえかかってしまえば不動車ではなくなるので、「バッテリー切れ」ということ以外査定にはそれほど影響はないといえるでしょう。
バイクは乗れば乗るほどエンジンや消耗品が劣化していきますが、放置している(=メンテナンスをしていない)だけでもエンジンをはじめとして様々なパーツが劣化したり、タンクやフロントフォークが錆びてきたりします。
放置によって動かなくなってしまった場合、その放置期間が短ければ短いほど、業者側の動かすための手間も少なくて済むでしょう。
放置期間は買取価格にも影響するので、「もう乗らないかも」と思ったら実際に手放すかどうかはさておき、早めに査定に出した方が良いかもしれません。
長期間放置して動かなくなったバイクでも、ガレージや屋根付きの車庫に保管されていたバイクと、屋外でカバーをかけていたバイク、屋外でカバーなしのバイクではバイクの劣化状況が異なります。当然ながら屋内での保管の方がサビなどのダメージが少なく、査定価格も高くなる可能性があるので保管は屋内がおすすめです。
業者が査定を行う際には、買取後の修理費用や部品代も加味して見積もりを出しているので、故障している箇所が分かっている方が手間が減り、買取額も上がる可能性があります。
不動車とは前述のように「動かなくなったバイクのこと」をいいますが、動かなくなってしまうのにはいくつかの理由があり、それによって買取査定の際に「不動車」「故障車」「事故車」に分類されます。
その分類によって査定額も変わるので、不動バイクの買取を検討している方は、事前にそれらの違いを把握しておきましょう。
長い間放置したことによってエンジンがかからなくなってしまったバイクのことを「不動車」といいます。
つまり事故などで動かなくなってしまったわけではなく、単にメンテナンス不良で動かなくなってしまったのであれば、バッテリーの交換や適切な修理によって比較的簡単にエンジンがかかるかもしれません。
不動車については、故障車や事故車に比べて高値で買い取られる可能性があります。
エンジンや各パーツの故障、もしくは電気系統のトラブルなどによって、バイクそのものが動かなくなってしまったものを「故障車」と呼びます。
通常、乗っていたバイクが動かなくなれば当然バイクショップなどで修理してもらって乗り続けることになりますが、修理の見積もりを出してもらった結果、修理費用が思いの外高額で直すことを諦めてしまい、そのまま放置していたというケースもあるでしょう。
故障車は事故車に比べれば買取を受けられる可能性が高く、故障の原因次第では高値買取が期待できます。
人身事故・物損事故・自損事故などが原因で動かなくなってしまった、あるいは事故後に修理したバイクは全て「事故車」に分類されます。
いうまでもなく、事故は大小さまざまです。その後の修理・交換によってそこまで影響がないケースもあれば、当たりどころが悪くフレームに傷が入ったり歪んでしまったりしたバイクは査定額が低くなる可能性があります。
いずれにせよ、事故車についてはマイナス査定を考慮すべきでしょう。