ネイキッドタイプのカスタムバイク買取情報を紹介します。ゼファーやCBなどの人気車種の買取事例も掲載しています。
日本国内でオーソドックススタイルのバイクと言えるネイキッド。ネイキッド(naked)=裸というように、エンジン部分がむき出しになっている車両を指します。操作性や機能面でのバランスが良く、国内で流通している台数が最も多いタイプです。
ネイキッドバイクは中古市場にも多く出回っており、買取需要も比較的安定しています。特にKAWASAKIのゼファーやHONDAのCBなど、ネイキッドブームの火付け役となったシリーズは、現在でも根強い人気を誇っているので、カスタム済のものでも高額買取が期待できます。
買取業者によっても、買取額アップにつながる車種が変わってきます。業者を選ぶ際は、どういったスタイル・車種の買取に力を入れているか、カスタムバイクが査定にどう反映するかを把握するためにも、まずは複数の業者で査定を行なうことをおすすめします。
車種名 | 走行距離 | 買取相場 |
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ゼファー1100 | 約2,500km | 1,300,000円~2,500,000円 |
ZRX1200R | 約6,500km | 800,000円~1,600,000円 |
CB1300SF | 約9,500km | 600,000円~1,600,000円 |
GSX1400 | 約2,500㎞ | 700,000円~1,500,000円 |
XJR1300 | 約8,000㎞ | 500,000円~1,400,000円 |
ゼファー1100はカスタム車でも人気が高いため、高額で買い取ってもらいやすいです。特に人気が高いのは、ショート管・モナカ管マフラーをMORIWAKI(モリワキ)やYOSHIMURA(ヨシムラ)製にカスタムしたゼファー1100です。カスタムパーツの分、買取価格がプラスされるようになっています。さらに高級なOHLINS(オーリンズ)製のリアサスペンションや、brembo(ブレンボ)製のディスクブレーキだと、査定額が5~20万円ほどアップするそうです。他にもバックステップやビキニカウルといった部品をカスタマイズした車両も高額で買い取ってもらえます。
また、今だに人気の高いZ1をはじめZシリーズ仕様にカスタムしたゼファーも人気。「Zシリーズは手が出せないけどZのようなゼファーに乗りたい!」というファンが多くいるので、高値で買い取ってもらいやすくなるのです。
ZRX1200R は2008年に生産終了となりましたが、今でも人気があるバイクです。ノーマル車はもちろんですが、カスタム車の評価も高く、高額査定してもらいやすい傾向があります。また、人気が高いライムグリーンのZRX1200Rをカスタムした車両は、買い取り手がつきやすいので、高値で買い取ってくれるでしょう。
人気のカスタムは、MARCHESINI(マルケジーニ)製のホイール・FCRキャブへの交換。バックステップやマフラーをカスタムしているZRX1200Rも人気があります。特にチタンでできたマフラーは高値がつきやすいそう。
他にも、OHNISHI(オーニシヒートマジック)やWHEELIE(ウィリー)などのスイングアームに換えて、リアタイヤを大きく見せるカスタムも人気です。
細かい部品を高級パーツでカスタムしZRX1200Rは、買取価格が100万円を超えることもあります。
HONDAのネイキッドの代表的なCB1300SF。現在も販売されている人気のモデルです。カスタムバイクとしても注目されており、通常の車体買取価格に上乗せした査定額を提示してもらえることもあります。
r’s gear(アールズギア)やOHNISHI HEATMAGIC(オオニシヒートマジック)のチタン製のフルエキマフラー・スリップオンマフラーを取り付けた車体は高値がつきやすいです。さらにOHLINS(オーリンズ)・QUANTUM(クァンタム)のサスペンションやフロントフォームに換えている車体は、通常価格に数万円以上上乗せした金額を提示されることがあります。
ただし、CB1300SFの場合カスタムし過ぎると買取価格が安くなってしまうケースが多いので、純正パーツも一緒に査定してもらいましょう。
GSX1400は2001~2008年の間に生産されたバイクです。国内向けのネイキッドバイクの中でも最大級の排気量を誇っており、今でも多くのライダーから人気があります。K-FACTORYやノジマのフルエキチタンマフラーやスリップオンマフラーに交換したカスタム車両は、人気のあるカスタムなので買い取り手がつきやすいです。brembo(ブレンボ)のブレーキキャリパーやOHLINS(オーリンズ)のリアサスペンションといった高級パーツをカスタムすると、査定金額アップにつながるでしょう。さらに、アルミ製やマグネシウム製のホイールに交換した車両は、100万円を超える価格で買い取ってくれることも。
他にもバックステップ・カーボン製のパーツといった細かい部品や、ナビやETCなどの汎用品を取り付けている車両も査定の際には評価の対象となります。
XJRはYAMAHAのネイキッドバイクの代表的なバイクです。XJR1200のフルモデルチェンジ版として発売され、KawasakiゼファーやHONDA CBのライバルとして人気があります。カスタム車両も人気があり、高額買取してもらいやすいそうです。2006年に製造された車両は、FI(燃料噴射装置)を搭載しているため、エンジンの状態が良く人気があります。
XJR1300のカスタムの中で高値がつきやすいのは、MARCHESINI(マルケジーニ)やGALESPEED(ゲイルスピード)のアルミ・マグネシウム製のホイールにカスタムして軽量化した車両です。さらに、マフラーをカーボン化したXJR1300も高く評価される傾向にあります。
その他にもフロントフォークやリアサスペンションをOHLINS(オーリンズ)やWPサスペンションにカスタマイズした車両は、車体価格にプラスして数万円ほど高く買取ってもらえるでしょう。
カスタムされているネイキッドバイクの買取事例がこちら
●ゼファー1100(95年式)
●ゼファーΧ
●CB750FC(82年式)
●CB750FA(80年式)
●ホーネット250
●TW225E(08年式)
●XJR1300(00年式)
●250SB
●250TR
ネイキッドの旧車人気は現在でも非常に高く、経年によるサビや腐食などが査定額に大きく響くことはないようです。純正パーツを保有している場合は、併せて売却することで買取額アップが見込めます。ネイキッドや旧車だけでなく、カスタムバイクの買取に積極的な業者を選ぶのもポイントです。
近年、ネイキッドの人気は他のスタイルに押されがちな状況にありますが、中古市場に出回っている数は群を抜いています。オーソドックススタイルとして、長らく一定数の需要を確保し続けているネイキッドは、現在でも積極的に買い取りたい業者も多いのです。長期にわたって形成された市場なので、買取相場もある程度確立されていますが、業者によっては買取価格が大きく上下する場合も。
インターネット上で買取価格の相場がわかるオンライン査定を行なっている業者もあります。うまく活用すれば、どの業者が一番高く買い取ってくれるかを手軽に把握できるので、売却額の目安を知りたい方は利用してみるとよいでしょう。