バイクを売却する方法は買い取り業者に依頼するだけではありません。SNSや知り合いのつてなどで、個人間での売買をする方法もあります。
この記事では個人売買のメリット・デメリット、個人売却のやり方、業者と個人売却の選び方を紹介します。
自分で設定した価格で売ることのできる個人売買。値切り交渉をうまく切り抜けられる人なら、メリットは大きいです。
オークションサイトのように落札に落札額の1割程度、出品に数百円の手数料がかかることがありますが、知り合い同士での売買の場合は仲介手数料はかかりません。
個人間でのバイク売買は手数料が業者よりも少ないので、買い手が安く買えて売り手も高く売れるといったように双方にメリットが生まれる例が多いです。
個人間のやり取りの場合、「どれだけ傷が少なくキレイか」を考える業者とは異なり「買い手が満足しているか」が重要になります。
そのため、業者ではどんどん値下げをされてしまうバイクでも相手が満足していれば希望額に近い価格で売ることも可能です。
個人売買は信頼のおける相手でなければ、デメリットの方が多くなってしまう可能性のある方法です。
相手選びを慎重に行い、対等な立場で取引できる環境を作りましょう。
個人売買はSNSや友人の紹介、オークションサイトを利用して行います。
SNSの場合は顔見知りでなくても手軽に売れるメリットがありますが、相手の性格が分かりにくいことから信頼できる相手か見極めるのが大変です。
お互いに知識が浅く、売りたいバイクの相場が分からず低価格でやりとりをしてしまう可能性もあるでしょう。
友人同士の場合、お互いを知っているからこそ高い価格を付けられず損をすることも。加えて口頭でのやり取りが多くなり、売却後に話が食い違いトラブルに発展することもあります。
個人間でのやり取りの場合、ついつい売却額にばかり目が行ってしまいがちです。
売却後に名義変更をお願いしてもしてもらえず翌年も売り手が自動車税を払うことになってしまうケースもあるようです。
SNS上で知り合った相手に売却した場合、トラブル発生後に連絡が取れなくなってしまうこともあるため、問題解決までに時間がかかることもあります。
個人売買をするときは「名義変更を行うこと」を条件にするのが大切です。
名義変更のトラブルは知っていれば避けられるトラブルです。
避けられないトラブルとして、「クレーム対応」があるのも忘れずにいることが重要となります。
オークションサイトやフリマアプリを利用して売却した場合、「届いたバイクが思ったよりも古かった」、「こんなところに傷があるのは聞いていない」などのクレームを受けるかもしれません。
「返金して欲しい」「返品したい」と言われることもあり、対応に時間がかかってしまう可能性もあります。
個人間売買を希望する方は、先に返金・返品についてやクレームについてある程度対処方法を考えてから出品するのがおすすめです。
オークションサイトを利用してバイクの個人売買する場合、以下の手順で行われます。
登録から出品までは慣れない人で6~7時間程度かかることがあります。
購入者とのやり取りはスムーズに進めば1日で終わりますが、お互いの仕事の合間を縫っての場合数日~数週間かかることもあるのがデメリットに感じるかもしれません。
【おすすめの売買サイト】
売買サイトでもバイクの売買が不得意なサイトもあります。
可能であれば知っているオークションサイトやフリマアプリのオートバイ・車のカテゴリをチェックしてみましょう。
業者売買と個人売買はどちらが良いと言い切れるものではありません。
上記のように考えると良いでしょう。
業者へ依頼する場合は売却後のメンテナンスや次の持ち主とのやり取りをすべて請け負ってくれますが、個人の場合はすべて自分で行わなければなりません。
クレームや値引き交渉に対してもひとつひとつご自身で対応する手間がかかるため、断るのが苦手な人やゆっくり時間をかけられない人は辛いと感じる可能性もあるでしょう。
個人間でのバイク売却でも相手によっては高く売れることもあれば、安く買いたたかれることもあります。
まずは業者に一斉見積もりを出してみて、売りたいバイクの相場を知り、対等に取引できる人にバイクを売るようにしましょう。