バイクを売却する際に気を付けるべき税金について紹介しています。
自動車税は、4月1日時点の所有者に対して納税義務が生じる税金です。そのため、3月31日の午後17時までに所有者を変更した場合は、自動車税の支払い義務は発生しません。
車検なし | 50cc以下 | 2,000円 |
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50~90cc | ||
90~125cc | 2,400円 | |
125~250cc | 3,600円 | |
車検あり | 250cc以上 | 6,000円 |
車検が適用される250cc以上のバイクを所有すると納税義務が発生する重量税。車検継続時に支払っている税金です。車検継続時に発生するため、重量税の納税通知書がないのが特徴。250cc以下のバイクは車検がないので、重量税の支払いはありません。
車検あり(250cc以上) | 初年度登録から12年以内 | 3,800円 |
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初年度登録から13年以上 | 4,600円 | |
初年度登録から18年以上 | 5,000円 |
3月末までに買取業者に売却し、全ての手続きが完了すれば税金の支払い義務は発生しません。しかし、3月は買取業界が繁忙期です。基本的に納税通知書がこないように手続きを行ってくれますが、2~3日前の売却となると間に合わないことも。そのため、3月末に売却する際は十分に注意しなければいけません。
また、車検が残っているバイクを売却すると、次のオーナーが見つかりやすいため、買取査定額アップにつながります。車検の期間が残っていれば残っているほど査定額がプラスになるので、売却するタイミングは、早めがおすすめです。
バイクを廃車(登録抹消)にすると、車検の有効期間分の重量税を還付してもらえます。買取業者へ売却する際には、重量税の還付金額も含んだ査定額を提示してくれるでしょう。
自分で廃車手続きした場合は、陸運局に重量税還付申請書を提出すると還付を受けることができます。
通常バイクを売却しても税金は発生しません。しかし、「売却益」を出してしまうと課税対象となってしまいます。「売却益」とは、バイクを購入した金額よりも高値で売って出た利益のことです。50万円以上の利益が出てしまうと課税対象となるので、確定申告を忘れないようにしましょう。
ただし、車両の使用用途によって課税対象者が変わります。例えば、業務用・レジャー用として所有していた場合は課税の対象に。一方、通勤や生活のために所有していた場合は非課税となります。そのため、通常個人が自家用車として所有していた車両を売却するのであれば問題ありません。